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袋小路を散歩する

ミーハーなおたくの記録、ときどき映画案内

十二人の怒れる男(1957年)

映画案内のようなもの

シドニー・ルメット監督/アメリカ製作

蒸し暑い室内で白熱する議論!被告人は有罪か?無罪か?

十二人の怒れる男(コレクターズ・エディション) [DVD]

 押しも押されぬ名作映画。何度かリメイクされているが、これはシドニー・ルメット監督の作品。DVDパッケージはそこはかとなくカラーの雰囲気を漂わせているが(レンタル用パッケージに至っては完全にカラーだ)映画はモノクロなので注意。

 密室に集められた12人の陪審員たち。法廷で提出された証拠は被告人に不利なものばかりであり、満場一致で有罪に決まると思われた。しかし、一人の男が無罪を主張し室内は騒然となる。無罪を主張する男は、証人の証言や事件当時の状況をひとつひとつ確認し、再検証することを提案する。

 自分の頭で考えること、先入観にとらわれないことの難しさと大切さを改めて実感させてくれる映画。

 テンポのいい言い争いと、ストーリーが進むにつれて明らかになっていく、12人それぞれの個性的なキャラクターも見所のうちのひとつ。ぜひ字幕で観ていただきたい。どんどん緊迫していく展開に、画面に見入ってしまうこと間違い無し。

 果たして被告人は無罪なのか?そ れとも有罪なのか?

 これは蛇足だが、「12人の優しい日本人」(1991)というの映画もあるが、これはどうも…当時の世相や一般的な人物像を反映し過ぎて普遍性が著しく失われているため、いま観るとただ古臭いだけの作品となっている。映画というよりテレビドラマという感じ。現代版だとどうなるのか?と考えると少しは楽しいかもしれない。