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袋小路を散歩する

ミーハーなおたくの記録、ときどき映画案内

マディソン郡の橋(1994年)

映画案内のようなもの

クリント・イーストウッド監督/アメリカ製作

クリント・イーストウッドの渋い色気!愛とは?幸せとは? 

マディソン郡の橋 特別版 [DVD]

 舞台は古き良き1960年代のアメリカ。フランチェスカアイオワ州マディソン郡の片田舎で、農場主の妻として夫と息子・娘の四人で幸せに暮らしている。ある年の秋、他の家族が泊りがけで子牛の品評会へ出かけている間にフランチェスカはカメラマンであるロバートと出会う。孤独で繊細なロバートにフランチェスカは次第に惹かれていく−−。

 とにかくクリント・イーストウッド演じるロバートの色気がハンパない。フリーのカメラマンとしてひとり世界中を旅するロバートは、偏狭なひとびとに囲まれ平凡な生活を送るフランチェスカの閉ざされていた感情を、無意識(?)にこじ開けていく。ロバートとのおしゃべりを通じ、フランチェスカはこれまで何も考えず従ってきた因習が正しいものだったのだろうかと自問自答するようになる。

 ロバートは自由で思わせぶりな言葉でフランチェスカの心を揺さぶり、その上、しばしば孤独な子供のような目をしてじっとフランチェスカを見つめるのである。これはズルい。非常にけしからん男である。だがそれが良い。

 これをただの浮気映画と侮るなかれ。愛とは、家族とは、幸せとは何かを考えさせられる。名作と呼ばれているのも納得の一本である。